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‘車体’ カテゴリーのアーカイブ

サブフレーム補強

2010 年 1 月 25 日 月曜日 by 営業D

営業Dです。風邪ひいている方も多いかと思いますが、私もひきました。

微熱37°くらいで、鼻水、咳という簡単なものでしたが、インフルエンザだと38°くらいいくのかな?

まだ、鼻声ですが、だいぶ楽になりました。

今回は、サブフレーム補強ですが、JUNでもFD3S用とS2000用の強化サブフレームは販売しております。

その他の車種も純正ノーマル以上のパフォーマンスを発揮して欲しい場合は、個別に加工は可能です。

どれも同じ構造ではないので、考えるのに一苦労ではありますが。

まずは画像を見て下さい。これはGTR用サスペンションメンバーです。

フロントサスペンションメンバー、リアサスペンションメンバーです。

このごついサブフレームですが、弱い部分もあり、補強するポイントはあります。

アームの取付部の剛性不足、箱形になっていない部分、全体的な斜め方向の変形、デフ装着部の剛性不足など・・・・

熔接部も点付け熔接ですし、単純に四角い構造ですからいろいろあります。

実際サブフレームに装着されるアームの動きを規制してしまう補強(バーの取付)はいけませんし、配管、ホースを邪魔しない様に考えないといけませんし、これに装着されない、マフラー等も考慮にいれないといけないので、車上で考えて、サブフレーム単体にして補強を行うのが鉄則であります。

S13系フロアサイドフレーム

2010 年 1 月 20 日 水曜日 by 営業D

営業Dです。今日は補強ネタですが。

S13系シルビアや180SXで「おや?」と思われた方は多く、何故だろうという疑問があります。

フロアサイドフレーム左側が途中で寸断されているのです。

メインに近いフレームであるのに、何故片側だけ?と思いますが、メーカーでは意図的に設計しているかと思うと不思議です。

S14からは通常の左右同形状ですからね。

今回はそこを繋ぐ物を作りました。

画面奥はフロント側で、中央にあるのがフロアサイドフレームで、場所的に助手席後ろ辺りのフロアでしょうか。

解りやすいようにGOLD塗装されていますが、着脱可能になって装着されております。

ちなみに効果ですが、右への旋回時の安定性が違います・・・

何故こんな左右アンバランスなプラットホームを日産さんは作ったのでしょうか?謎です。

良く質問されますが、私も解りません。

ボディ補強(その4)

2009 年 12 月 24 日 木曜日 by 営業D

営業Dです。残すところ今年も1週間切りました。

仕事も今週が終われば・・・といった感じで早いものです。

今年1年、田中工業に加工のお仕事いただきましたお客様に、厚く御礼申し上げます。

また、来年も宜しくお願い致します。

では、今回は補強後仕上がり画像です。(組み付けは別にしまして)

個人的には、この段階が好きであったりします。何も付いていない綺麗なモノコックボディはカッコいいものです。

P1060754P1060755

塗装状態ですが、下地も大事で、アンダーコート剥がした所は傷や跡など削り込み、熔接後の焼けた部分の研磨や、塗膜ハガレの段差取り、等々・・・・塗装しても隠せない所の処理があります。

また塗膜が密着するように、全箇所の足付け(下地作り)も必要です。その後、細かな鉄粉の掃除(除去)を行います。

エアブローしながら何度も何度も行います。これが面倒なのですがね。

脱脂後、車内に浸水しないようにシーリング処理(最低限)行いますが、今回はパネルボンド等も併用して行いました。

ルーフとリアフェンダーはマスキングをして塗装行程へと移行していきます。ざっとですがこんな感じです。

クリアー塗装する前段階の撮影だったので、この後艶が・・・・!

P1060760P1060764

田中工業の年内営業は、12/29(火)までですが、火曜日は、ほぼ掃除となりますね。

ボディ補強(その3)

2009 年 12 月 18 日 金曜日 by 営業D

こんにちは、営業Dです。

風邪ひきそうな寒さです。うちの子も風邪ひいちゃってます。

今回も前回の続きで補強の進行状況などお見せします。

下まわりでは、塗装面がグレーなので解りやすいですね。

P1060733P1060735

ロールゲージ部分もこんな感じですが、前回無かったサイドクロスバーが出来ています。

Aピラー下部のボックスは、ピラー止めの受け兼用で制作でした。ダッシュパネルの切った部分の見栄えにも貢献出来るかなとも思っております。

P1060745

フロアー接合部はボックス形状にもなっております。フロアトンネルも接合して左右つないでいます。

P1060746P1060747

現状は熔接焼けしていますが、塗装前に研磨、下処理します。

車種はそろそろ言っておきましょう。スカイラインGT-R(BNR34)です。

次回は塗装されていればと思いますが・・・・・そうそううまくはいかないでしょうね。

ボディ補強(その2)

2009 年 12 月 14 日 月曜日 by 営業D

営業Dです。もう12月も半ばで残り少ないです。

忘年会も土曜日、日曜日と連続で久々に飲みました。最近飲めないですねぇ。年齢でしょうか。歳です。

では前回に続き、ボディ補強ネタです。

ロールゲージ点数を増やし、グループAのようにすると車両重量が重くなるので、極力少なく効果的な点数にしたいというのが

今回の狙いでもあります。

P1060725

エンジンルームサイドフレームです。もちろん裏表施工しています。ストラットタワー後部(左側)はバルクヘッド貫通バーです。

ヒーターユニット付けたいので、このような斜行バーになります。苦労します。

P1060721

フロントAピラー廻りです。まだサイドピラー止めブラケットは作ってないですが、ピラー根本にあるボックスは後でのお楽しみです。

P1060718

Bピラー止めブラケット、サイドガラス廻りスポット増し熔接ですね。

P1060722

右リアストラット上部あたりからフロアを覗いてみました。

P1060723

リアパーセルシェルフ下部です。燃料タンクの上ですね。

そろそろ車種わかる方がいれば、かなりレーシーなこの車両お持ちか、見慣れている方かと存じます。

まだまだ補強は続きます。

ボディ補強(その1)

2009 年 12 月 9 日 水曜日 by 営業D

営業Dです。もう今年も残すところ20日少々になろうとしていますね。

あ~、年末という気になりません。年の瀬のあわただしさ・・・・どこへ行ってしまったのか。

車窓からは、変わらぬ平穏な街中が通り過ぎていきます。

ボディ補強と簡単に言っても、「ピンキリ」です。補強バー1本装着する事から、フルスポット増し熔接なんてものまで。

各種たくさんあり、車種、補強の組み合わせと範囲により作業もさまざまです。

今回画像はこれから補強していこうというボディです。

P1060696

「ドンガラ」という表現で・・・・ホワイトボディ状態とも言いますが。ここにするまでも一苦労なのです。

また経年劣化しているパーツなどもあり、この機会に交換お薦めする物も発覚しますね。

モノコックフレームには各パーツが装着されており、補強する範囲で、作業上邪魔なパーツをはずすと

こうなってしまったというだけなのです。(つまり、全箇所補強するという事になるのかな)

P1060698P1060700

これは・・・・もしやフル補強ではないかと思うのは正解です・・・・これからどうなっていくかは、

(その2)~にお話ししとうございます。

車種?・・・・・何だっけ??

床下空力パーツ(その2)

2009 年 9 月 29 日 火曜日 by 営業D

こんにちは、営業Dです。

前回LEXUSアンダーカバー(床下空力パーツ)紹介しましたが、うらやましくなり、制作&流用を試みたものです。

JZA80に施したのですが、高速の安定度は増し、かなり良くなりました。

P1010482P1010493P1010474

フロアサイドは流用しましたが、汎用ディフューザー+ミッション下部制作+サイド流用+リアストレーキ追加+リアディフューザーです。

マフラーの間も覆いたいところですがご勘弁を・・・

床下空力パーツ(ディフューザー)

2009 年 9 月 11 日 金曜日 by 営業D

営業Dです、こんばんは。

まずは、すごいなぁ最近の高級車は・・・と思い画像から紹介します。

p1010381Frバンパーよりエンジン下部です。段々になってます。

p1010379T/M下です。冷却ダクト付きです。

p10103821フロアサイド片側です。フロアメンバーと高さ合わせてます。

p1010384Rrバンパー下部です。バンパーに風巻き込まないです。

p1010386リアロアアーム下にも・・・これはびっくりです。そこまでやりますか。

こんな感じで、出来るだけ車体下の空気の流れをスムーズにするパーツが多数付いています。

車体下部に入る空気の圧縮→流速速め→スムーズに→後方にて開放

すばらしいですね。

この車のこんな装備カタログには載ってないのでしょうけど、高速の安心感はありますね。

車両はLEXUS IS です。

綺麗なエンジンルーム

2009 年 8 月 10 日 月曜日 by 営業D

営業Dです、まずは最初に、ご案内申しあげます。

【田中工業㈱の夏期休暇ですが、8/13(木)~16(日)となっております。】

お客様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承いただけるよう、お願い致します。

今回は『綺麗なエンジンルーム』と書きましたが、まずは画像をご覧いただければと思います。

p1000387p1000525

ちなみにインプレッサ(GC8)です。塗装前、塗装後ですが、気分良く真っ白になっています。

純正塗膜は、もともと艶のある状態ではなく凹凸も多いため、汚れもこびりついていきます。

白は特に黄ばんだり、黒くなったりと厳しい色ですので、違いははっきりとします。

エンジンルームはあまり覗かないし、見ないよという方は、どうかお聞き流し下さいませ。

と言ってる本人、自分の車はホコリ(砂)まみれです。(あまり見たくないのです。)

エンジンルーム内の塗装は、ぎっしり詰まったパーツを外さないと出来ないので、画像のようになるまで一苦労です。

エンジン降ろす機会や、補強される時には、「チャ~ンス!」(アスカ風に)かもしれません。

p1000605

GC8エンジン搭載、足廻り等装着しました。

機能パーツやエンジン搭載されると、腐食しているステーやパイプ類、曇ったプラスチックパーツやホースが逆に交換したくなるのも

常ではあります。ヘッドカバー等塗膜ハガレが有れば、尚のこと悲しくもあります。

p1030162

これはミッドナイトパープルの車両(180SX)ですが、エンジンルームは別色のガンメタリックで塗装!なんていうのも有りかもしれません。

ボンネット開けると「おおおぉぉぉ!違うじゃない」いかにも塗りました感ばっちりです。(ちなみに、この色なかなか良かったです)

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こちらは、車内まで塗るとこんなに・・・綺麗に・・・このまま飾っておきたい。そう思わせるBNR32です。

塗る前には、錆補修やシーリング割れ等修理してからが、基本であります。

p1050925

最後にBCNR33です。このまま!エンジン載せたくないです。(笑)

※33GT-Rに、こんなあざやかな赤なんてありましたっけ・・・・w

汎用フロントディフューザー取付

2009 年 7 月 21 日 火曜日 by 営業D

夏生まれなのに暑さに弱い営業Dです。あつ~

今回は先週納車した、汎用ディフューザー装着ER34の画像です。

下から撮影したのでER34とは判断つきませんが、あしからず。(ユーラスのFrバンパーですね)

p1050918地面に接地した車両状態では存在すらわからないのですが。

また、お客様の要望にてバンパーから出ないように装着しています。

概要を説明しますと、中央部にエアポケットなる平面より上に盛り上がった

凹部があります。ここがポイントでバンパー下方を通る空気を一時増幅し、

後部へ行くに従って圧縮され、流速を速めダウンフォースを生み出します。

エアポケットサイド縦のフィンはそのエアポケット下部を整流するためのものです。

タイヤ前にあるのがストレーキです。これはタイヤとホイールハウス間に巻き込ま

れる空気の乱流を少なくするため、左右に振り分けるための物です。

また、車体のセンターに集中させ流速を速める効果もあり、左右から中央に湾曲した形になっています。

後方にある車両右にオフセットした四角いフタは、クリップとビスで着脱が簡単にできるようになっています。

このフタはオイル交換をする時にディフューザー全体をはずす事なく作業が出来るように改良た物です。

取り付け加工は車種、バンパーのメーカー違い等により、取り付け方法や位置、高さなどまちまちです。実際の現車に合わせ

取り付けするのがベストだと思います。

また、しっかり取り付けしないと風圧で落ちます!車体を押し下げるダウンフォースの力を甘く見ると痛い目にあいます。

昔、プロドライバーの方に言われたのが、「人間がぶらさがってもびくともしないステーでつらないとまずいよ!」

でした。バンパー固定は補助的で、ボディフレーム等からのステーは必須です。

オーナーは違いを細かく解ると思いますが、私自身、他人の車に付けて、装着前/後で実験してわかったのは・・・

①100Km/h以上でハンドルが重たくなり、どっしりと安定します。速度あがればあがるほど・・・

②80Km/h~のコーナー中、加速するとラインをトレース出来なくなりアンダー出るか、ハンドル切り足すとスキール音なんて場合が

、ラインくずさず加速するは切り足してもぐいぐいINに入るなんて事になります。

③安物ショックが高速時にだけ高級ブランドショックになった(乗り心地が変わる!)・・・笑

④高速時タイヤノイズが大きくなった。(ブランドによりですが)・・・笑

⑤いつもより長距離走行(高速)疲れが少なくなった・・・笑(あるお客様より言われました)

⑥水温、油温の安定する領域が下がる、吸気温度も低くなるらしい・・・ディフューザー上部の空気がひっぱり出されるのだと思う。

等々・・・いろいろ効果があるようです。

今までで劇的変化があったのは、エスティマに装着した時でした。ミニバンではなく高級セダンの安定感♪でしたね。

ここ何年かメーカーの新型車もこういったパーツを考え、車体下面の整流を考えているようです。

レーシングパーツのくくりでは無いという事でしょうか。

マイカーのMPVにも前後ストレーキ付いてますからねぇ・・・♪