Inside JUN Machine shop

‘シリンダー’ タグのついている投稿

残ってしまった事例…

2010 年 1 月 23 日 土曜日 by 営業C

空気が乾燥してますねぇ。咽喉が痛くなります。

雨は嫌いですが、乾燥しているのも嫌いです。でもジメジメしているのはもっとイヤな営業Cでございます。

ボーリングを行う場合、通常オーバーサイズのピストンを使用しますが、その際にどのサイズにするかって悩みますよね。

ええ、自分達も悩みます。キズなどがあるともっと悩みますw

だって、キズの深さまでは計れませんから…

非接触の測定器などを使えば計れるのかも知れませんが…通常の測定器では測れません。

しかし、一般的なボアゲージで元々の状態の真円度などは測定ができます。例えば樽型になっているとか、末広がりになっているとかです。

ちなみに、今回の画像はボーリングとホーニングをした後の物です。

丁度真中にキズが残ってしまっています…。タマゴ型にクリアランスの違う部分が出来てしまいました。

もうワンサイズ上げれば傷も消えるのですが、ここの見極めってかなり難しいんですよ。

本当にワンサイズで消えるのか??って。

オーナーからしたら、大きいピストンにはしたいけど、次にオーバーホールをする時にシリンダー交換になってしまう事も避けたい。相反する部分があるのです。

ピストンは必要最小限に大きくしなくてはいけないのです。

でも一度購入して開けてしまったピストンを返品するわけにはいかない…。かな~~~り難しい問題です。

大きければ当社としては安心なんですけど、掘る量が増えれば工賃もかさみます。

こりゃま難しい。

掘らなきゃわからないってところがあるんです。キズの場合って。

出来るだけ大きいピストンにして欲しいんですよね、自分としては…。

似ているが違いのあるSR20

2009 年 12 月 22 日 火曜日 by 営業C

何やら世間ではタバコが1本5円も上がるそうな。

そしてガソリン税はそのまま、子供手当の所得制限は設けない。

タバコ1箱400円かぁ。

愛煙家にはたまらんです。吸わない人には分かるまい!そう思う営業Cです。

違いの分かる男、営業Cです。

わかるかなぁ~、わかんねぇだろうなぁ~。またそんなネタです。

SR20ブロック2つ並んだSR20、違いがあります。

そりゃSR乗りなら誰でも知ってますよね。

いや、知ってはいても並べて見比べる事はマレじゃないですか??

そうです、そぅ~なんです。S13ブロックとS14ブロックです。

違い?!、簡単には教えませんよ。誰でも知っているんですからw

XRのシリンダー

2009 年 12 月 17 日 木曜日 by 営業C

朝と夜はめっきり寒くなりましたねぇ。

東北方面では雪が降っているみたいだし。ようやく冬将軍の到来って感じがします。

それにしても冬将軍ってどんな将軍なんだろぅ…。(いや、意味は知ってるんですけどね)

な~んて幼稚な事を考えている営業Cです。

今回のシリンダーは自分も昔乗っていた事のあるシリンダー。

懐かしいです。でもこのシリンダーは後期型。自分の乗っていたのは前期型w

IMG_0189

IMG_0191

IMG_0193このシリンダーをいっぱい掘ります。

自分の想像以上です。思わず最初にご連絡を頂いた時に、「そんなに大きいサイズありましたっけ?」

ってきちゃいました。

そこから、オイルポンプが弱いとかカムハウジングがやられやすいとか色々とお話をさせて頂きました。

(お話と言うより、自分が勝手に伝えていただけかもw)

ちなみに3枚目の写真のど真ん中にある小さい穴のような部分、あそこにイモネジが入っているんですねぇ

純正で入っているのはとても珍しいです。スリーブの回り止めなのですが、後加工で入れることはあるものの

最初から入っているなんて…そんなにスリーブが回りやすいのだろうか??

ん~、謎です。

VR38ブロックにライナー入れ完了!

2009 年 11 月 18 日 水曜日 by 営業A

先日、ゴリゴリ掘りまくった、VR38ブロックですが、ライナーも完成して、組み込む事が出来ました~♪

何だかある意味楽だったかも・・・。V6って事が面倒な位で、後はそんなに苦労した点などはありませんでした~。今、ダミーヘッドも作っているので、明日仕上げられれば良いな~。

 

DVC00034

 

クランクも仕上げの熱処理が終わり初回ロットが完成となります。既に全ての行き先は決まっているので、次のクランクをやっきになって製作しています。

カムも作らなきゃ・・・、素材がきてから1年位経っている気がします・・・。

最初来た時はセッティングも出来ない車のカム作ってどうするんだ~って思っていたけど、今では「まだでしょうか?」と言われまくっています。こっちも早くしないと・・・。

シリンダーホーニングその3もしくはシリンダーのサビその2

2009 年 11 月 14 日 土曜日 by 営業B

こんばんは~営業Bでございます。タイトルが長くてすみませんw

DSC00873

題名の通り、ホーニング後にサビが残ってしまった例です。お話を伺うと長期保管でピストンリングが止まっていた位置で腐食が生じてしまっていた様です。

現車はSTDサイズのピストンが入ってましたので、通常はかん合の範囲内で大きめのピストンを選択し、ホーニングの取り代を多めに想定して作業したわけですが、残念ながら取りきれませんでした。

DSC00870

最初の画像はTDC位置でしたが、上の画像はシリンダー中央部にうっすらとサビが残っています。

そっとしておくのも一つの手ですが(笑)今回は完全O/Hをしたいとのご希望でしたので、オーバーサイズでのボーリングへ変更となりました。

いつものことで作業前の画像はなしですが(取り忘れまつた)作業前の状態は決して悪いものではありませんでした。

サビというヤツは深く深く食い込んでいきますので、不景気等の諸事情で不動状態にしてしまっている皆様方(私もその一人ですw)十分にご注意されますよう、お願い致しますm(_ _)m

ヤマハ シグナス

2009 年 11 月 11 日 水曜日 by 営業C

いやはや、今日は久しぶりの雨ですねぇ。

この時期の雨はツライです。何がツライって、電車の中が蒸し風呂になるからです。

エアコンは止めてあるし、雨で湿度が高いうえに満員電車。

余分三兄弟くらいの組み合わせ。何故そんな電車に涼しい顔をして乗っていられるのかが不思議に思える営業Cです。

もちろん自分は汗ダラダラです。シャツまでヌレヌレです(泣

今日は当社では毎度お馴染の肉丸さんのエンジン。何度もシリンダーにスリーブを入れて数台の予備エンジンを所有している方です。

壊しているワケではありませんが、アフターメーカーの販売している限界以上の排気量を求め耐久性を若干落としているが為、予備エンジンの製作に余念がありませんw

シグナスDLCシリンダ①今回のシリンダーはスゴイです。当社でも初の試みでした。

スリーブ入れのボーリング・ホーニング、そしてプラトーホーニング、その後にWPC+DLC処理!!

耐久性を向上させる為の今回の仕様。

DLC処理とはダイヤモンドライクカーボン処理の事で、ダイヤモンドライクコーティングなどとも言われております。

WEBで検索をかければすぐにヒットして、自動車メーカーさんやら機械メーカーさんなどの技術資料まで出てきちゃいます。

シグナスDLCシリンダ②本来であれば、ドライ状況で使用をする事を前提に研究が進められていたコーティング技術ですが、それがウエットでも性能が向上するのが確認されて車部品などに広く処理されることになりました。

普通のシリンダー内壁より黒く光っているのがわかりますか??

ん~~、なかなかお伝えしづらいですねぇ。難しい…。

現在は単気筒のみシリンダー内壁に処理を行う事が可能です。

今回のエンジンで寿命が延びる事を期待していますが、まだ組み付けていないそぅなので結果がわかるのはもう少し先になりそうです…(汗

メッキのシリンダー

2009 年 9 月 28 日 月曜日 by 営業C

検索サイトって当たり前ですが皆さん使ってますよね?ヤ〇ーとかグ〇グルとか。

検索サイトの1ページ目にくるのってなかなか難しいんですよ。

ブログをやってて初めて知りました。いつか上位進出を狙っている営業Cです。

本日のネタはこちら。メッキのシリンダーです。

表題にも書いた通り、このシリンダーはメッキがかかっています。

シリンダー上面近くに色の違う部分があるのわかりますか??

アップで見てみましょう。IMG_0181剥離しているんです…。何故かはわかりませんが…

これを直す??出来ないことはありませんが諭吉がいっぱい必要です。

じゃあどうするかって??

実際悩んでます…。

メッキって硬いですから、ちゃんと刃がたつかどうか…。

そんなわけで、これからどうするかは…

後で書くとしますか…(汗

シリンダーブロック面研(その3)

2009 年 9 月 9 日 水曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。

実は今回のお題は正確ではありません(汗

正確にはバイクのクランクケースのベースガスケット側の面研となります。

今回の生贄はこちら(^^;

dsc00761

シリンダーヘッド側と違い、即致命的なトラブルに直結するわけではありませんが、オイル滲みなどのマイナートラブルの原因にはなり得ます。今回もこうした理由でのご依頼でした。

もうちょっと拡大すると

dsc00765

一部にまだ腐食が残っていますが、ここは深追いせずにあえて面が出る、つまりガスケットが密着するレベルに留めてあります。

ちなみに2ストですと、ここでポートタイミングを微妙に調整して・・・なんて芸当もできますが、こんな事言うと今の若い子には訳分からんおっさん呼ばわりされますので、世のおぢさま方はお気を付けくださいませ(^^;

シリンダーのサビ

2009 年 8 月 21 日 金曜日 by 営業C

仕事が終わると、お肌がベトつく季節です。ボディタオルがかかせません。

朝起きると、枕が臭う季節です。洗濯もかかせません。

この間は知り合いの子供に「この枕臭い」と言われ「お前も時期にそうなるんだ」と教えを説いた営業Cです。

高温多湿の気候もあると思いますが、車やバイクというのは乗っても乗らなくても劣化します。

どうせ劣化するなら、乗ってあげましょう!!

乗らないで放置をすると…

efbdb4efbdbdefbe84efbe9aefbdb1見えますか??わかりますか??何かシミみたいのが見えますよね??

コレ、サビなんですよ。指でさわると若干ザラついています。汗をかいた後のお肌のようです。

水没したわけではありません。普通に放置プレイを楽しんでいただけです。

バイクは特に放置されがちですね。眠っているバイクはございませんか??

バイクを売るなら~♪

じゃなくて、乗ってあげましょうよ!!

見上げた画

2009 年 8 月 7 日 金曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。

アク析するとこの時間ご覧頂いている方はほとんどいらっしゃらないようですので、今回も個人的興味ネタでいくことにさせて頂きます(笑

当社でシリンダーブロックを撮るというと、ほとんどがヘッド側からの画像になってしまいます。

では逆に下から撮ってみたらどうだろうか?と思い、いくつか撮ってみました。

今回は1.6~2.0Lの直列4気筒編として比較的お仕事を頂くエンジンを撮りました。もしご好評頂ければほかもやってみようかと思いますので、アクセスの方よろしくお願い致します(笑

それはさておき本題をば・・・まずは4AGから

4ag

続いてSR20

sr20

お次はB18C

b18c

お次は同じホンダさんつながりでF20C

f20c

最後は4B11。これのみ個人的分かりやすさ優先で意図的にアングルを変えてあります。他は誤差範囲内ということで(汗

4b11

クランク支持に対する考え方が良く出ているのではないかと思いますが、はたしてこれを見て萌える方が何人いらっしゃることやら(笑

ひとつだけフォローしますと、同じトヨタさんでもアルミブロックの2ZZ等は他メーカーさんの高年式モデルとほぼ同構成となっています。たまたま社内にありませんでしたので撮れませんでした。。

なお低~高年式で並べてますので、良し悪し云々のお話もなしということで。

もう一つの個人的ネタはあまりの暑さにコテが握る気になれず、膠着状態が続いております。なにせSSOPなもので(^^;

なんとかお盆休み中には音出ししたいなぁと。。。