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8月 29

やはりここが弱点なのか?

投稿者名: 担当A | カテゴリ: 整備

今日の話題はインプレッサです。

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このところインプレッサといえばGRBのことばかり書いていましたが、

GC8もGDBもまだまだ熱く、特にGC8はその軽さからサーキット仕様としても人気です。

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ただ、そのGC8には大きな大きな弱点が・・・・・。

ご存じ「ガラスのミッション」です。

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もちろん、ギアやケースがガラスで出来ていたりしませんが、

その脆さは多くのインプレッサ乗り達を悩ませています。

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今日紹介するGC8もミッション不調で入庫しました。

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症状は

・1~3速の変速時のギア鳴り

・4速から抜けないときがある

・5速が抜けるときがある

です。

変速不能ではないのでギア破損等の重大なトラブルはなさそうですが、

さて、原因は何でしょうか。

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このミッションの弱点というか、欠点というか、トラブルの起こりやすいところは

・とにかくギアの強度が低い。

・ギアのまわり止めの「キー」の強度が低い。

・シフトフォークが摩耗しやすい。

などなど、色々あるのですが。

今回はギア鳴きやギア抜けがあるようなのでシフトフォークやシンクロ、ベアリングの摩耗が考えられます。

GC8のシフトフォークは一部「樹脂」で出来ているところがあります。

imga0925

この写真の指で指している部分なのですが、これがハードなシフトワークで摩耗して、

最後にはとれてしまうのです。

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さて、ミッションを分解してみましょうか。(やるのは担当Aではないですが)

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imga0907

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パカッといってみました。

GC8のミッションは他の車種と違い「縦にパカッと」割れるのですが、

この状態を見るたびに「伊勢エビの半身」が思い出されてなりません。

伊勢エビの殻にグラタンとか詰めてあるアレとかも連想されます。

南伊豆に行くと「伊勢エビラーメン」というのがありますね。なかなかいけますよ。

・・・・見事に脱線しましたが、

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原因はこれでした!

imga0906

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この、画像中央のナットが緩んでしまっていたのです。

このナットは非常に大事なので、大きなトルクで締めてあり、その上緩み防止のためにカシメてあります。

でも緩んでました。

このナットが緩むと徐々にギアとかベアリングとかがシャフトから抜けてきて、

各ギアの隙間が広くなってしまいます。

これがギアの入りを悪くしたり、ギアが抜けたりします。

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この状態は色々とギアやシンクロに負担をかけていたため、シンクロとベアリング、そして3速と4速のギアは交換です。

あと、シフトフォーク類も交換ですね。

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その他には特にダメージがなかったのが不幸中の幸い。

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それでも部品代は10万円を超えます。

中古ミッションという選択肢もありますが、使用可能な保証はどこにもないし

走行距離が進んだものばかりでしょうから同様のトラブルがいつ起こるかわからないので不安です。

ここは一つバッチリとオーバーホールして、今後も安心して乗れるようにしましょう。

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予算があればGDBの6速ミッションへの換装という手段もあります。

これはものすごく頑丈です。

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気になっている方はお問い合わせ下さい。

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夏の終わり、とっても寂しい担当Aがお送りしました。

・・・早く来年の夏にならないかなぁ。

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