Inside JUN Auto Mechanic

everyday experience

6月 30

DR30

投稿者名: 担当A | カテゴリ: チューニング

もう、そのものズバリです。DR30です。

 

若い方達には馴染みのないクルマかもしれません。

 

スカイラインです。

FJ20ターボを搭載しています。

西部警察です。

 

懐かしいですね。前期です。

後期は「鉄仮面」ですね。そっちはインタークーラー付きです。

昔はあこがれました。「200馬力オーバー!すげー!」なんてね。

 

かなり昔のクルマですが、オーナーさんの手入れがいいのかとてもきれいです。
今回は、エンジン不調とサスペンションの見直しがメインです。

 

さて、エンジン不調ですが、DR30といえばエアフロとECUが怪しいですね。

エアフロはフラップ式です。

これまた懐かしい。懐かしいけど諸悪の根源だったりします。

何と言ってもフラップ式です。空気の通り道に板っぺらがあって、空気流量に合わせて板っぺらが動くことで空気量を測定するってやつです。板がぱた~ん、ぱた~ん、みたいな感じで。板はスプリングの力で戻るようになっているので、スプリングのへたりで計測に狂いが出ます。しかも板のせいで空気抵抗がでかい

今考えると酷い物なのですが、昔の事なのでしょうがないですよね。

 

 

ECUは古くなると基盤や端子の腐食、割れなどで接触不良が多発です。振動で不調が発生します。

じ~っとしていれば大丈夫なのですが、それはクルマとしてどうか?という話になります。

ECUは既に生産廃止なので、解決策としては他車種のECU流用です。

良くあるのはシルビアECUをハーネスごと移植、ですが、今回はF-CON VProを使用しました。

既にノーマルECUが不調なので、VProのみのフルコン仕様です。

 

これで不調の原因、エアフロメーターともおさらば出来ますし、

制御が細かいので低速からの乗りやすさもかなり改善します。

エアフロを使用していたときに比べで全体的にスムーズになりますね。

 

今回はさらにブーストコントローラーを装着、少しブーストを上げて220馬力ほど出ています。

 

さて、サスペンションについてですが、これはもう交換するしかないのですが何しろモノがない。

装着されていたスプリングは左右の自由長が違うぐらいへたっていました。

 

モノがないなら・・・・・特注です。

 

というわけで、エンドレスさんに全長調整、減衰調整の車高調をオーダーしました。

今回はストリート仕様で注文しましたが、サーキット仕様など、使用目的に合わせてオーダー出来るのがいいですね。

 

これだけの作業では相当に費用がかかってしまいますが、やっただけのことはあると思います。

オーナーさんの満足度も高いようなので、末永く乗り続けて頂きたいですね。

 

純正部品の多くは生産廃止で、ちょっとした修理も困難になりつつありますが、

何とかなるものもあります。諦めないでがんばりましょう!

 

コメント(2)

関連記事

2 Responses to “DR30”

  1. Namihei より:

    こんにちは、オーナー本人です。

    いろいろありがとうございました。回春効果はバッチリでしたが、
    やはり老体、I/C無しでは 近頃の暑さはキビシク感じます。

    次のステップに期待が膨らみます。

    • 担当A より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。

      まだまだ手を着けられるところはたくさんありますね。
      車体やエンジンに無理のかからない範囲で、
      補機類の交換やリフレッシュをすればさらに楽しめるようになると思います。

      これからも末永く乗り続けて下さい。

Leave a Reply