Inside JUN Auto Mechanic

everyday experience

5月 19

目詰まり注意

投稿者名: 担当A | カテゴリ: 整備

みなさんのクルマ、ちゃんと触媒ついてますか?

ダメですよ、ストレートパイプとかつけてちゃ。


さて、今日のお題は「触媒」ですが、

「キャタライザー」といった方がいいですかね?

ま、どっちでもいいですか。


で、何が言いたいかといいますと、キャタライザーは壊れる、ということなのです。

エンジン部品の中でも、特に負担が大きいのは高温、振動の影響を受けやすい排気系パーツ。

ステンレスのエキマニが割れてしまったり、

マフラーが錆びて穴が空いてしまったり、

とかくトラブルが付きものの排気系パーツですが、キャタライザーも例に漏れず故障、というか使用不能状態になることがあります。


これは某メーカー某車種のメタルキャタライザー(社外品)ですが、

わかりますか?セルの外周部分が潰れてしまっているのが。(画像はクリックで拡大!)

外周が潰れてしまっているのでセルは一回り小さくなってしまい、

ケースの中で前後に動いてしまう状態です。

セルが潰れてしまっているので、当然ですが排気通路の断面積は少なくなってしまいます。

交換をオススメ、ですね。


他にも、セルの「目」が倒れてしまって大部分がふさがっているのもありました。


サーキット走行など、高温状態が続くような使い方は負担が大きいです。

時折チェックが必要ですね。


触媒にはメタルの他に「セラミック」のコアを使用した物もあります。

少し古い車両の純正はセラミックでしたね。

セラミックは熱には強いですが振動や衝撃で割れることがあり、

古い純正触媒の中身が崩壊しているのは良くある話です。


この様に、排気系の部品は知らない間に見えないところで壊れていたりします。


最近音がうるさくなった。

逆に何となく静かになった。

パワーが無くなった気がする。

ブーストのかかりが悪い。

マフラーから「何か」出てきた。


これらの症状が出たら要チェックです。


コメント(2)

関連記事

2 Responses to “目詰まり注意”

  1. ma○yama より:

    サーキット走行タイム狙いには、絶対必要無い物と思います。

    触媒は、音量抑える効果もあると思います

    自分の車ですけど、サーキット走行専用の様な使い方しかしていません

    それでも、サーキットまでは、一般道自走しなければなりません

    インナーサイレンサー的触媒、JUNで製作販売希望です

    • 担当A より:

      こんにちは。最近は暑いですがお車の調子はいかがですか?

      サーキット走行時には触媒がない方が、エンジンにも触媒にも良いですね。

      可能ならばサーキットに到着してからストレートパイプに交換するのもアリですね。

      ただ、インプレッサなど、触媒とフロントパイプが一体で、
      脱着に手間がかかる車両の場合は現実的ではありませんね。

      簡単に脱着出来るインナーサーサイレンサー的な触媒、
      可能ならばすばらしいのですが、
      いろいろな事情や理由があって残念ながら実現出来ません。

      メタルキャタライザーの「触媒」部分だけを脱着可能にする改造なら、
      何とかなりそうですけど。

Leave a Reply