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10月 20

LSD組み付け、その2

投稿者名: 担当A | カテゴリ: チューニング

昨日に引き続き、GRBにLSDを装着してみます。

今日は「リアデフ」です。


装着するのはやはり「クスコ タイプRS」です。


ここでも大事なのは「歯当たり」と「バックラッシュ」。


これがうまくいってないと、異音の発生、最悪はギアの破損につながります。


バックラッシュの調整は、デフ横のベアリングを受ける「リテーナー」といわれる部分にある「シム」で調整します。


数枚のシムの厚さを変えて、ドライブギアとドリブンギアの隙間を調整して最適なバックラッシュにします。


さて、バックラッシュとは?


今さらながらに説明しますと・・・・

バックラッシュ(Backlash)

機械に用いられる送りねじ、歯車などの互いにはまりあって運動する機械要素において、運動方向に意図して設けられた隙間のこと。


・・・・・・わかりにくい。

要するに、「すき間」とか、「ガタ」、「クリアランス」と考えてもらえればいいでしょうか。

通常のギアとギアの間にはすき間がないと重くて回らなくなってしまいます。


デフの種類ごとにバックラッシュの基準値があるので、ちゃんと調整します。


基準値から外れてしまった場合はシムの厚さを変えなくてはならないので、

違う厚さのシムを手配して、

部品が来たら組み付けて、

もう1度バックラッシュを確認して、

まだ基準値内に入らないからもう1回シムを注文して・・・・


いやいや、

こんな事やってたらいつまで経ってもデフが組み立ちません。


なので、何種類ものシムを用意しておく必要があります。


当然ながら、メーカーや車種によって使用するシムは違うので、

たくさんのシムを在庫しなくてはなりませんね。


それこそ、「売るほど」持っていますよ、シム。



コメント(2)

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2 Responses to “LSD組み付け、その2”

  1. GC8 より:

    こんばんは。
    リヤデフ、いいですね!バックラッシュ調整、そろそろうちのGC8も必要なんじゃないかという感触です。
    オーバーホールがてら、シム増しでイニシャルアップとかしてみたいものです。あとは大容量のケースカバー装着による
    容量アップもついでにやりたいですね!リヤデフクーラーとかはつけられないので大きめの放熱フィンのついたものを
    選定するのがベストでしょうか。ミッションオーバーホールの際にフロントにも、純正ヘリカルでもなんでもいいから
    なにかデフをいれればよかったとやや後悔しております(笑
    デフ強化で怖いのはドラシャの破断ですが、GRBにもなれば太くなっていて結構平気なものなんですかね??

    • 担当A より:

      いつもコメントありがとうございます。

      デフは必ずへたりますからね。特に純正の機械式は。
      一思いに社外にしますか!

      フロントにもLSDを入れて、バキバキにしてジムカーナみたいなことをやる場合は、ドライブシャフトの強化も必要ですね。フロントのみですが。
      それ以外のシチュエーションでは大抵大丈夫ですよ。
      使い方にもよりますけどね。

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