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11月 22

車検で困ったこと。ver2

投稿者名: 担当A | カテゴリ: 整備

さて、先日に引き続き「車検」ネタです。

車検で問題になりがちな件で、「ヘッドライト」というのがあります。

これはもっぱら古い車に発生しますが。

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ヘッドライトは光軸明るさが基準を満たしていないといけないのですが、

車検の前にはそれを調整するわけです。

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さて、この光軸の調整、ヘッドライトについているネジをくるくるまわして

ライト本体、または中のリフレクターの向きを変えてライトが照らす方向を調整します。

ところが、このネジがバカになっていていくら回しても何も変わらないことがあります。

この症状はちょっと古いニッサン車などで多発しています。

ちょっとした部品交換で直るのですが、部品の供給がなくなったら・・・・どうしようもありません。

まだまだ乗るつもりの方は今のうちに交換しておくのもいいかもしれません。

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次に明るさについてですが、最近のクルマはみなさんご存じのとおりとても明るいです。

これが、平成一桁台の車の中にはえらくヘッドライトが暗い物があります。

元々があまり明るくなかった物が、長年の疲れが出てどんよりとしか照らさなくなってます。

さらに「白く見えるバルブ」などを装着しているともはや提灯並み

ヘッドライトを点灯しているのに街灯がないと走れないくらいです。

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もちろんこれでは車検を通らないので、バルブを交換したり、レンズを磨いたり、

思い切ってヘッドライトの中を洗ってしまったり。

どうにもならないときは新品に交換させて頂きます。

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安全のためにもヘッドライトは明るいに越したことはありません。

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話はそれますが、なぜネジ山が損傷して締め付けできなくなった状態を

「バカ」

と呼ぶのでしょう?

長年にわたってがんばったあげく、力尽きたネジに対して「バカ」というのは、

あまりにもネジに対する敬意が足りないのではないでしょうか。

ここはひとつ「ネジがリタイヤした」とか「ネジが燃え尽きた」などと、

ネジに対して感謝の気持ちを表現するべきかと。

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「ネジさん、お疲れさま。いままでありがとう」

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