Inside JUN Machine shop

‘加工’ タグのついている投稿

ポート研磨(その2)

2009 年 8 月 29 日 土曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。

以前、B16でご紹介させて頂いたポート研磨ですが、ネタ探しに深夜の現場をうろついているとEJ20で作業中のものがありましたので、写真を撮っておきました。

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いわゆる207/205系のシンプルな燃焼室形状になってからのやつですねぇ。。。とりあえずインテーク側から見ると

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この辺は以前ご紹介したのと大きく変わる所はありませんが、問題はエギゾースト側でして・・・このエンジンを単体でご覧になったことのある方ならご存知でしょうが、、、、

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ほぼ正面から撮ると、この様にポートの向きが変な事になってしまいます。

今度はポート形状を良く見える様に撮ると

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マニ側の出口は真円状なので、どれだけ角度がついているかがお分かり頂けるのではないでしょうか?

ポート研磨をされた事のある方であれば、この部分の加工のめんどうさ大変さをご理解頂けるのではないでしょうか。。。

ちなみにこの他にも気合と根性を要求するメジャーなヘッドがございますが、それはまたの機会にご紹介致しとうございます。

梱包の重要性その2

2009 年 8 月 20 日 木曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bです。お盆休みは通勤バイクの修理でほぼ潰れてしまいましたとさ(涙

その顛末でも書こうかと思ってたのですが、あまりにお恥ずかしい状況でしたので今回は自粛させて頂きたいと思います。

それはさておき、今回はその2として痛い物をご覧頂こうと思います。

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画面中央下の水路がすごい事になってます。アップにすると

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さらにアップ

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いくらアルミブロックと言っても悲し過ぎます(泣

痛い物をさらすのはこの辺で止めにして、回避するにはどうしたら良いか?

経験上、最も大切な事は「中で現品が動かない様にする」ことだと思っています。ですからきちんとした箱に入っていなかったとしても、お送り頂く物が中で動きさえしなければ無傷で到着する場合が多かった様に思います。

逆にしっかりとした箱の中身がアレだったこともしばしば。。。

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蛇足ながら、あえて「適度に」中味を晒す事で運送会社の方々にプレッシャーを与える等の高等テクもありますが、それでうまくいく保証はありませんのでお勧め致しかねます(^^;

鋳鉄バルブガイドのラインナップ

2009 年 8 月 6 日 木曜日 by 営業A

関東においては連日夏の暑さというより湿度が凄いですね~。

更には蝉がガンガンに鳴いていて、夏を感じまくっております。

そんな中、又してもガンダムネタですが、今月21日~23日は東京ビックサイトでガンダムエキスポが開催されます。行きたいな~と思いつつ、多分行けない・・・・(涙)

 

そして本題!!

かねてから要望の多かった鋳鉄のバルブガイドを遂にラインナップする予定です。材質は純正と全く一緒で寸法も合わせてあります。近年純正のバルブガイドが高くて高くて、RB26に至っては1本\1,900-、SR20\1,570-、3S\1,490-でございます。

これは高いだろ!って思って作りました。

 

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お客様においては、リン青銅よりも鋳鉄が良いんだって方も沢山いらっしゃいます。もちろん、今までもお客様から言われれば、当然鋳鉄での製作も行っておりましたが、よりお求めやすく、商品設定をした次第です。

種類は順次拡充していきますので、宜しくお願いします。

鉄に鉄

2009 年 7 月 28 日 火曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bです。

前回ご紹介させて頂いたフライホイールは未だ完成しておりませんので、同じハーレーで別件ネタを一つ挟めさせて頂きたいと思います。

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上の画像は完成後ですが、オーバーサイズ設定のいっぱいまで拡大されていたシリンダーをSTDサイズのピストンを使える様にするために鉄のスリーブを入れてあります。

ちと分かりにくいのでアップをば・・・

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これでも分かりにくいかと思いますので、今度は下からのアップをば・・・と思ったらデジカメの電池切れにてあえなく終了でっていう(笑

それはともかく、残念ながらこの手は全てのシリンダーに対して有効な手段ではありません。

スリーブを打つという事は、通常のボーリング加工以上の大きさの大穴をあける事になりますので、それに見合ったシリンダー側の肉厚を要求しますし、また冷却水やオイル通路を持つシリンダーはそれらの位置も考慮しておかないといけません。

特に高年式のブロックに関してはボアピッチを狭く設定してある事が多く、強度上必要なスリーブ厚を設定できないケースもままあります。逆に言えば、強度面を度外視すれば極薄のスリーブを入れる事も理論上は可能です。。。

こういった事情もあり、今回は比較的作業実績数の多いこの辺りを取り上げた次第です。

もし、こんな物やあんな物はどう?といったものがありましたら、メール等でお問合せ頂ければと思います。

営業Cが懇切丁寧にお答えさせて頂きます(笑

日々使用する物③

2009 年 7 月 13 日 月曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。今回は営業Cさんよりお題をパクらせて頂きとうございます(汗

さて、皆さまはカーボン落とし等々の洗浄に何をお使いでしょうか?

世には様々な洗浄用ケミカルがありますが、基本的に当社では洗油と下の画像のものです。

あ、あと直6のブロックを洗えるランドリー(洗浄機)もありました。こちらはまたの機会にご紹介したいと思います。今回はケミカルネタということで・・・

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これをお使いの方はご存知でしょうが、他の洗浄液等が付いている場合はいったんエアブロー等で飛ばしてから使う事と、「乾かさない」事が良くカーボンを落とすコツかと思います。

特にこれからの暑い季節になると、揮発して逆にシミを作ってしまったりもしますので・・・あと必要なのは爪がすり減るくらいの根性ですかね?(笑

異物?!

2009 年 6 月 24 日 水曜日 by 営業C

とあるシリンダーのウォータージャケットです。こんな状態になっているなんて誰が想像できたでしょうか・・・想像ができなかった営業Cでございます。

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これは、フタを入替る為に外したのですが、開けてビックリ。クモンじゃないですが、やってて良かった。と思う1コマですね。

鉄シリンダーのサビにしては凄過ぎます。まるで泥遊びでもしたかのような量です。

外したフタはというと・・・

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てんこ盛りです。

もちろん、シリンダーの水周りは掃除しましたよ。泥だらけになりながらw

こうなっていたら、ラジエーターはどうなっていたのでしょうか?はたして、シリンダーはクーリングされていたのでしょうか?

みなさん、こぅなる前にクーラントはこまめに交換しましょう!冷却水なんて水道水で良いなんて思っているあなた!防錆剤の入った物に交換しましょう!