Inside JUN Machine shop

2009 年 7 月 21 日 のアーカイブ

汎用フロントディフューザー取付

2009 年 7 月 21 日 火曜日 by 営業D

夏生まれなのに暑さに弱い営業Dです。あつ~

今回は先週納車した、汎用ディフューザー装着ER34の画像です。

下から撮影したのでER34とは判断つきませんが、あしからず。(ユーラスのFrバンパーですね)

p1050918地面に接地した車両状態では存在すらわからないのですが。

また、お客様の要望にてバンパーから出ないように装着しています。

概要を説明しますと、中央部にエアポケットなる平面より上に盛り上がった

凹部があります。ここがポイントでバンパー下方を通る空気を一時増幅し、

後部へ行くに従って圧縮され、流速を速めダウンフォースを生み出します。

エアポケットサイド縦のフィンはそのエアポケット下部を整流するためのものです。

タイヤ前にあるのがストレーキです。これはタイヤとホイールハウス間に巻き込ま

れる空気の乱流を少なくするため、左右に振り分けるための物です。

また、車体のセンターに集中させ流速を速める効果もあり、左右から中央に湾曲した形になっています。

後方にある車両右にオフセットした四角いフタは、クリップとビスで着脱が簡単にできるようになっています。

このフタはオイル交換をする時にディフューザー全体をはずす事なく作業が出来るように改良た物です。

取り付け加工は車種、バンパーのメーカー違い等により、取り付け方法や位置、高さなどまちまちです。実際の現車に合わせ

取り付けするのがベストだと思います。

また、しっかり取り付けしないと風圧で落ちます!車体を押し下げるダウンフォースの力を甘く見ると痛い目にあいます。

昔、プロドライバーの方に言われたのが、「人間がぶらさがってもびくともしないステーでつらないとまずいよ!」

でした。バンパー固定は補助的で、ボディフレーム等からのステーは必須です。

オーナーは違いを細かく解ると思いますが、私自身、他人の車に付けて、装着前/後で実験してわかったのは・・・

①100Km/h以上でハンドルが重たくなり、どっしりと安定します。速度あがればあがるほど・・・

②80Km/h~のコーナー中、加速するとラインをトレース出来なくなりアンダー出るか、ハンドル切り足すとスキール音なんて場合が

、ラインくずさず加速するは切り足してもぐいぐいINに入るなんて事になります。

③安物ショックが高速時にだけ高級ブランドショックになった(乗り心地が変わる!)・・・笑

④高速時タイヤノイズが大きくなった。(ブランドによりですが)・・・笑

⑤いつもより長距離走行(高速)疲れが少なくなった・・・笑(あるお客様より言われました)

⑥水温、油温の安定する領域が下がる、吸気温度も低くなるらしい・・・ディフューザー上部の空気がひっぱり出されるのだと思う。

等々・・・いろいろ効果があるようです。

今までで劇的変化があったのは、エスティマに装着した時でした。ミニバンではなく高級セダンの安定感♪でしたね。

ここ何年かメーカーの新型車もこういったパーツを考え、車体下面の整流を考えているようです。

レーシングパーツのくくりでは無いという事でしょうか。

マイカーのMPVにも前後ストレーキ付いてますからねぇ・・・♪